研究概要

近年に開発された次世代DNAシーケンサーを利用することで一度に数百万塩基対の遺伝子の塩基配列を決定できるようになりました。それに伴って微生物の遺伝情報を解読する技術も飛躍的に進歩しました。ゲノム解析によって得られた情報を利用して環境中の微生物がどのようにして難分解性の芳香族化合物を分解して栄養源として利用できる機能を獲得したのかを解明することを試みています。また、SDGsの目標達成に向けて、ゲノム情報を活用して有機性廃棄物および植物由来の未利用バイオマスを医薬品原料や有機肥料などの有用物質に変換する反応系の開発を行っています


  • 微生物ゲノムの解析による芳香族化合物代謝経路の分子進化の解明 [詳細]
  • 酸化酵素を利用したバイオマスからの有用物質の生産 [詳細]
    • メタン発酵残渣の微生物処理による変換
      リグニンの化学・酵素処理による変換
  • 酸素添加酵素を利用した環境調和型物質変換技術の開発 [詳細]


  (旧テーマ)
  • 未利用資源からのバイオマスエネルギーの生産に関する研究 
    • 有機性廃棄物からの水素生産 [詳細]  
    • バイオエタノールの生産 [詳細]
  • 焼却灰の藻類培養への利用 [詳細]
  • 微生物の生成する凝集性バイオポリマーに関する研究 [詳細]
  • 微生物や酵素を用いる廃棄物からの有用物質の生産  [詳細]
  • 微生物による有害化学物質の分解除去に関する研究  [詳細]
  • バイオマスから糖類を生産するための優良酵素の開発  [詳細]